鉄道模型買取屋さん大阪TOPゲージではTTゲージの買取を行っています。

選べる3つの買い取り方法

ご依頼の前の確認事項

  • ご依頼前に商品の型番を調べましょう。
  • ご依頼点数が複数あると査定額がUPします。
  • 商品の箱や付属品、清掃をしていただくと高価買取。
  • 身分証明書をご用意ください。
  • 20歳未満の方は取引対象外となっております。

TTゲージについて

鉄道模型の世界においては、縮尺や線路幅によってカテゴライズされる様々な規格を「ゲージ」という言葉で分類することが多いですが、TTゲージ(ティーティーゲージ)も、その鉄道模型の規格のひとつです。具体的には、縮尺が1/101.5から1/120で、線路幅(ゲージ)が12ミリメートルになります。このTTゲージの名称は、「テーブル上でも遊べるサイズの鉄道模型」という意味の「Table Top」に由来しています。

TTゲージは、もともとはアメリカの自動車デザイナーだった人物が、インディアナ州で立ち上げたものでした。TTゲージの登場した当初は、HOゲージと比較したときの優位性が際立った時代です。すなわち、TTゲージはHOゲージに比べて、細かな部分は省略したり簡易に表現したりできる一方で価格はリーズナブルに抑えることができることが、注目されました。このアメリカ生まれのTTゲージですが、本場のアメリカよりも主に東ヨーロッパで普及し、イギリスにおいても流行するようになりました。

その後、TTゲージはマーケットでの普及に関して壁にぶち当たることとなります。つまり、その後TTゲージよりサイズの小さなNゲージが登場し、サイズの小ささというTTゲージの優位性が弱まることとなっていったのです。しかし、完全にTTゲージのメリットや優位性が消え去ったわけではなく、一定の勢力は保ち続けました。それは、Nゲージと比較してサイズが大きいために、細密化の工作はNゲージと比べて容易であったというのが理由です。特に、TTゲージの製造メーカーが存在した東ドイツ地域においては、より多くのTTゲージ製品が発売されました。

このように、主にヨーロッパ地域で根強い人気を誇るTTゲージですが、日本のマーケットにおいては、NゲージやHOゲージと比べてしまうと、商業的にいまひとつ盛り上がりに欠けるというのが本当のところです。現在、日本でTTゲージの車両の実物を置いて、実際に本物に触れることができるのは、チムニー(販売店)のみという状況となっています。

TTゲージがその上を走る12mmゲージの線路には、NゲージやHOゲージと同様に、道床付線路と本格レイアウト用の固定用線路の種類が存在します。なお、パワーパックについては、直流DCの場合はNゲージのカトーやトミックスと同じもので使うことができます。また、DCCをする場合は、ヨーロッパ型のHOゲージやNゲージと同じコントローラで使うことが可能です。

主にヨーロッパで人気のあるTTゲージですが、日本においては商業的にはメジャーとは言えないものの、熱烈に支持をしているファンもまた存在することは事実です。TTゲージの他にはない魅力ですが、日本の満ち足りているとは言えない住宅事情と鉄道模型の趣味の世界をしっかりと堪能する満足感を両立できる、ちょうど良いサイズとなっているところが大きいようです。つまり、「狭い我が家」では、大きなサイズでレイアウトを組むのは苦しいし自由度が下がってしまいます。一方で、小さすぎるサイズだと、存在感や迫力の面で劣ります。その両者のバランスをうまく取れるのが、TTゲージというわけです。