鉄道模型買取屋さん大阪TOPゲージではEMゲージの買取を行っています。

選べる3つの買い取り方法

ご依頼の前の確認事項

  • ご依頼前に商品の型番を調べましょう。
  • ご依頼点数が複数あると査定額がUPします。
  • 商品の箱や付属品、清掃をしていただくと高価買取。
  • 身分証明書をご用意ください。
  • 20歳未満の方は取引対象外となっております。

EMゲージについて

鉄道模型におけるゲージとは、レール頭部の内側の距離の事ですが、EMゲージとは、そうしたゲージの種類の中のひとつです。日本においては、ゲージの幅が広いものから、1番ゲージ、Oゲージ、HOゲージ、Nゲージ、Zゲージがありますが、その中でもNゲージが最も普及しており主流の規格となっています。

EMゲージは、ゲージ幅が18.2mmでイギリスなどで主流のOOゲージの派生規格のひとつでありイギリスで生まれましたが、OOゲージと違う点は、EMゲージがOOゲージよりも縮尺とゲージの関係が正確だということです。ちなみに、「EM」とは、「Eighteen Millimetres」の頭文字のアルファベットからとっています。

EMゲージの源流であるOOゲージ(ダブルオーゲージと読みます)は、縮尺1/76で軌間16.5mmの鉄道模型規格で、イギリスおよびアイルランドにおいて最も普及している規格です。このOOゲージにおいて、一部の鉄道模型ファンが異を唱えたことによって、そこからいくつかの派生規格が生まれてくるのですが、そのひとつがEMゲージです。そのOOゲージにおける問題点とは、次のような点です。つまり、それまで主流であった規格を更に小さくしたOOゲージは縮尺が1/76分でレール幅(ゲージ)が16.5mmとなっていましたが、縮尺と実際のレース間隔から考えると、この16.5mmではどうしても狭くなってしまうために前から見ると頭でっかちになっているように見えてしまうという違和感が残ってしまっていたのです。

このような違和感ある現象を修正しようと、EMゲージでは縮尺は76分の1のままに据え置いて、レール間隔を18.2mmにしました。これによってEMゲージはOOゲージにあった違和感が払拭され、OOゲージに比べて実際により近い見た目に仕上がっているというわけです。かつてのイギリス製のOOゲージの模型が、より牧歌的だった時代に、よりスケール感を求めたマニアが最後はレール幅までにこだわったというのが、EMゲージの由来だと言われています。

アメリカにおいては、「アメリカンOO」という縮尺1/76を用いて軌間を19mmとしたモデルが派生して1930年代後半に盛んになりましたが、HOゲージとの競合に敗れて衰退し、現在では全米鉄道模型協会の規格表に記録上残るだけのものとなっています。このアメリカンOOは、イギリスにおいてOOゲージからEMゲージが派生した経緯に非常に類似したものがあります。ちなみに、ほとんどキット製品は、OOゲージでもEMゲージでも選らべるようになっていますが、OOゲージの完成品をEMゲージなどに改造するパーツは日本ではあまり充実していないのが現状です。