鉄道模型買取屋さん大阪TOPゲージではTゲージの買取を行っています。

選べる3つの買い取り方法

ご依頼の前の確認事項

  • ご依頼前に商品の型番を調べましょう。
  • ご依頼点数が複数あると査定額がUPします。
  • 商品の箱や付属品、清掃をしていただくと高価買取。
  • 身分証明書をご用意ください。
  • 20歳未満の方は取引対象外となっております。

Tゲージについて

Tゲージ(ティーゲージ)とは、2006年7月に開催された東京おもちゃショーで、日本の鉄道模型メーカーである栄進堂社長の平井宏承から発表された新たな鉄道模型の規格です。そのスペックは、線路幅(ゲージ)が3mmで縮尺が1/450スケールというものでした。ちなみに、Tゲージの名称である「T」は、線路幅が3mmであることから、Three(3)の先頭のアルファベットである「T」から名づけられました。Tゲージが一般に発売されるに至ったのは、発表後の2008年秋になってからとなります。このTゲージは、現在においても、量産化が可能な最小の鉄道模型であると言われています。この日本生まれのTゲージですが、日本国内よりも海外での人気が強いのが実情です。

このような世界最小の鉄道模型が日本において作れるのは、日本の持つ幅広くレベルの高い技術力(モーター、歯車など)の賜物であると考えられます。このTゲージは発表や発売当初は非常に注目を浴びました。その理由は、Tゲージの持つ特徴に、ユーザーたちが期待したからに他なりません。すなわち、世界最小モデルなのにライトが点灯するとか、自動往復運転を装備したセンサー・パワーパックがあるとか、磁石でくっついて直線の急坂を登坂できるとか、同時に商品ラインアップに加えられた豊富なレイアウト用品(建物、車、人形、自転車、船、芝生、単線・複線架線柱など)などというTゲージのセールスポイントです。

しかし、実際のところ、このTゲージは、思ったほど日本の鉄道模型マーケットでは受け入れられることはありませんでした。これは、Tゲージの世界最小サイズという特徴が弱点でもあったことが理由のひとつではないかと思われます。つまり、そのコンパクトさ故に動力性能や集電性能が弱いため、低速走行が難しく、急発進急停車気味で動きがぎこちないという欠点です。また、Tゲージの車両が小さすぎて、あまり鑑賞には向かないという側面もマイナスに働きました

センセーショナルな登場をしたTゲージでしたが、このようにビジネス的には振るわず、結局2010年夏に、香港のメーカーに販売権などを売却することとなりました。栄進堂は、発表からわずか4年で、Tゲージから撤退するという結末となったわけです。現在、香港のメーカーからインターネット通販を通じて、Tゲージは日本で手に入れることが可能となっています。ちなみに、日本の栄進堂が培ったTゲージの基礎技術を土台として、現在はさらに商品瀬能が向上したモデルが開発されています。日本からの徹底は残念でしたが、海外でいまもなお、Tゲージの開発および製造は続けられています。