鉄道模型買取屋さん大阪TOPゲージではリアル・ラインの買取を行っています。

選べる3つの買い取り方法

ご依頼の前の確認事項

  • ご依頼前に商品の型番を調べましょう。
  • ご依頼点数が複数あると査定額がUPします。
  • 商品の箱や付属品、清掃をしていただくと高価買取。
  • 身分証明書をご用意ください。
  • 20歳未満の方は取引対象外となっております。

リアル・ラインについて

リアル・ラインとは、埼玉県で活動していた鉄道模型メーカーです(残念ながら、2016年8月現在は企業活動の痕跡がみられません。休業中であるとのお知らせが出されていましたが、かつて存在したオフィシャルホームページも消滅しているようです。)。このリアル・ラインは、昔懐かしい昭和時代の地方ローカル線を模型化した商品などをラインアップしていましたが、何といっても主力の商品としては、蒸気機関車の鉄道模型を取り扱っていました。この蒸気機関車の鉄道模型は、実際に活躍していた当時の実車を忠実に模型化したもので、ひとつひとつのパーツからそのディティールまでをしっかりと再現しているのが特徴です。

例えば、リアル・ラインからNゲージのD51を模型化した商品がありました。このD51については、プラスチック製ではありましたが、実物を忠実に再現し、全体として1:150のベストバランスでリアルに模型化することに成功しています。D51に関しては、他のメーカーからも商品が出されていますが、搭載する動力の関係などからどうしても一部のスケールが実際と異なっていたりという、リアルに本物を再現するという観点からいえば、問題を抱えていました。その点、リアル・ラインのD51は、実物をいかに正確に再現するかといった方向性で商品化をされているわけで、鉄道模型のコアな愛好家たちからは、熱く支持を受けていたところです。しかしその分、鉄道模型の世界の中では、小さいカーブを走らせることができないという問題もあったのですが、そういったリアル・ラインのD51の企画コンセプトから言って、多くのファンたちは納得してこのD51を迎え入れていました。

また、プラスチック製の商品であるにもかかわらず(従来のプラスチック製モデルは細かな部分の再現性がまったく追い付いていなかった)、ディテールの作り込みは非常に完成度が高い仕上がりになっています。例えば、解放テコや空気作用管は部分的に金属パーツを使用するなど、ある種芸術作品といっても過言ではないレベルの高さで多くのファンをうならせました。また、こうしたリアル・ライン製の商品の特徴のひとつとして、すべてが日本製であるという点を挙げることができます。中国製などの海外生産が盛んな昨今において、名実ともに「メイド・イン・ジャパン」品質を誇っていたのが、リアル・ラインだったのです。

加えて、このリアル・ラインは、ディスプレイ用のレイアウト(ジオラマ)の分野も手掛けていて、蒸気機関車をはじめとする鉄道車両と同様に好評を博していました。このような多くのファンから高く評価されていたリアル・ラインが、現在休業状態なのは残念なことです。また、復活するのを期待したいと思います。