鉄道模型買取屋さん大阪TOPゲージではQゲージ(Proto48)の買取を行っています。

選べる3つの買い取り方法

ご依頼の前の確認事項

  • ご依頼前に商品の型番を調べましょう。
  • ご依頼点数が複数あると査定額がUPします。
  • 商品の箱や付属品、清掃をしていただくと高価買取。
  • 身分証明書をご用意ください。
  • 20歳未満の方は取引対象外となっております。

Qゲージ(Proto48)について

鉄道模型における規格は、現在でも様々な種類が存在します。それは、まず規格の統一というコンセプトは存在するものの、一方で鉄道模型ファンの求めるニーズ(観賞目的、コレクション目的、乗用目的、求める大きさやそれに伴い必要となるスペースといった事情、価格などの経済的な側面等)が多種多様であることが理由として挙げられるでしょう。

鉄道模型の規格は、ゲージとスケールをその内容とします。その中で、ゲージは、鉄道のレールの幅を表すもので、その頭文字の番号が小さいほど模型の大きさも小さくなりますが、最小の数である0が付与されている番号よりも小さいゲージがあるのです。それが、Qゲージ(Proto48)です。大元である0番ゲージ(Oゲージ)より更に小型に作られているため、Qゲージ(Proto48)と呼ばれています。Qゲージ(Proto48)は、アメリカのOゲージから派生した規格で、標準軌の軌道を1/48に縮小した軌間29.9mmの規格です。

このようにQゲージ(Proto48)という規格が登場するに至る背景ですが、1980年代に入り車輪形状をAARの規格の1/48とし、実物を正確に1/48とした模型を作ろうという動きが出てきたことが、原点です。それら提唱者達は、「Proto48」「PROTO:48」と自らのグループを名乗り、一部のメーカーは29.9ミリゲージの車両の供給を開始しました。しかし、鉄道模型メーカーによって商品化されて一般のマーケットにて回る製品は限られており(商品化されたという意味では、一定の認知度を得たとはいえるものの)、愛好者自らが改造するパターンが主流となっています。例えば、主にOゲージ製品の車輪を交換して台車の幅を縮めるといった方法がよく見られ、中には、このような改造作業をメイン業務とするメーカーや愛好者も存在するといった具合です。

このQゲージ(Proto48)ですが、Oゲージの線路幅を32mmから29.9mmに単純に狭めただけでタイヤ厚さを変更しなかったので、いくつかの不具合をクリアにすることはできませんでした。つまり、蒸気機関車での動輪間隔やロッドの収まりなどの解消はできなかったのです。

また、実物に対するリアリティを忠実に表現しようとしたあまり、車輪の幅が狭くなっていることも問題点のひとつと認識されています。具体的には、模型では実物に比べて非常に急なカーブを通すことになるため、ボギー台車の車両では急カーブに追随しやすい反面で、ディーゼル機は可能ですが大型の蒸気機関車ではその急カーブの通過は難しいことになってしまうのです。このような意味でも、Qゲージ(Proto48)が、鉄道模型業界で一般に認知され、普及しているとは言えないのが現状です。