鉄道模型買取屋さん大阪TOPゲージではProto4(P4ゲージ)の買取を行っています。

選べる3つの買い取り方法

ご依頼の前の確認事項

  • ご依頼前に商品の型番を調べましょう。
  • ご依頼点数が複数あると査定額がUPします。
  • 商品の箱や付属品、清掃をしていただくと高価買取。
  • 身分証明書をご用意ください。
  • 20歳未満の方は取引対象外となっております。

Proto4(P4ゲージ)について

Proto4(P4ゲージ)は、鉄道模型の中で様々に存在する規格のひとつです。鉄道模型の世界でいう「ゲージ」とは、線路の幅のことをいいます。現代において、このゲージには、様々な種類の規格が存在するようになっています。このように、いろいろな種類の規格が競合する鉄道模型の中でもProto4(P4ゲージ)は、特に実際の車両に近づけている規格として人気があります。

まず、このProto4(P4ゲージ)は、これも鉄道模型の規格のひとつであるOOゲージ(ダブルオーゲージと読みます)から派生した規格だということを抑えておく必要があります。このOOゲージとは、OOゲージの線路幅は16.5mmであり、縮尺については1/76とされています。様々に存在する鉄道模型の規格の中で、このOOゲージは、イギリスやアイルランドなでにおいて主流となる規格であり、最も普及しているモデルとされています。鉄道模型は、実際の車両を忠実にしっかり模倣して再現しながら小型化するのが非常に難易度が高く、当初87分の1の縮尺で登場したOOゲージは、76分の1の縮尺へと逆に大型化の道を歩むことになったのです。

しかし、軌間は16.5mmのままであったため、車両本体と線路幅(ゲージ)との間の関係性で違和感を覚える鉄道模型関係者がいました。このOOゲージは、見た目が、内側に傾いた形状になってしまうという問題点が指摘されていたのです。この問題点の技術的な背景は、実は、実物の鉄道の標準軌(1435mm)を1/76に縮小すると軌間は16.5mmより大きくなるというところにありました。OOゲージにおいては、歴史的経緯により軌間16.5mmを使用しているため、標準軌の車両模型は見た目が頭でっかちでバランスの悪いスタイルとなってしまっていたのです。

そこで、この問題点を解消するために、縮尺は76分の1で軌間を19mmにしたアメリカンOOが登場します。そして、イギリスでも縮尺76分の1で軌間を18.2mmにしたEMゲージが登場しました。Proto4(P4ゲージ)は、さらにこのEMゲージから精度を高めて改良されて登場したゲージなのです。Proto4(P4ゲージ)は、縮尺が76分の1で軌間は18.83mmとなっています。技術的な問題がすべてクリアになったわけではありませんが、鉄道模型を実際の車両の形状に近づけたいという熱意のもと、源流である広義のOOゲージにおける最も正確な形状になっているのがProto4(P4ゲージ)と言われています。

なお、EMゲージやこのProto4(P4ゲージ)と同じOOゲージの源流を持つ(いわばOOゲージファミリー)アメリカンOOですが、アメリカにおいて1930年代後半に盛んになったものの、HOゲージとの競合に敗れて衰退し、現在では全米鉄道模型協会の規格表に残るもだけとなっている状況です。