鉄道模型買取屋さん大阪TOPゲージでは2番ゲージの買取を行っています。

選べる3つの買い取り方法

ご依頼の前の確認事項

  • ご依頼前に商品の型番を調べましょう。
  • ご依頼点数が複数あると査定額がUPします。
  • 商品の箱や付属品、清掃をしていただくと高価買取。
  • 身分証明書をご用意ください。
  • 20歳未満の方は取引対象外となっております。

2番ゲージについて

19世紀末、1891年(明治24年)にドイツのライプツィヒにおいて催された玩具の見本市。ここで、ドイツのメルクリン社によって鉄道模型の共通規格が発表されました。その大きさの順に、0番、1番、2番、3番ゲージなどと呼ばれましたが、2番ゲージはその中のひとつでした(ただし、一説によると、20世紀初頭にヘンリー・グリーンリーと言う人物によってこの2番ゲージが制定されたとする話もあるようですが、メルクリン社発祥という説が有力です)。

この2番ゲージは、1435mmの標準軌間の模型を1/22.5の縮尺にして64mmの幅の線路を走らせる鉄道模型の規格ですが、当時メルクリン社が発表したスペックは、実はこれとは異なっていたのです。当時、メルクリン社が発表した際は、線路の幅が54mmのものを2番ゲージとしていました。これに対して、3番ゲージの線路幅を67mmしていましたから、こちらの方がむしろ、今の2番ゲージ(64mm)に近いものだったのです。

また、2番ゲージの鉄道模型の列車に関しては、縮尺の点で1/22.5、1/27、1/28と幅があります。それは、メーカーによって、線路幅の測定方法が異なるということが理由でした。つまり、線路幅をレール頭部で測定するメーカーがある一方、レール中心部で測定するメーカーもあったということです。現在は、鉄道模型の場合も「線路幅(ゲージ)」の考え方は明確に確立されていて、実物と同様にレール頭部の内側の間隔で測ります。当時は、そのあたりの基準がはっきりしていなかったという鉄道模型黎明期における歴史です。この点、過去の記録や資料を読む際には注意が必要になります。

ちなみに、現在では、標準軌間の2番ゲージの鉄道模型は、ほぼ一般には製造・販売されていないと思われます。通常、一般に出回っている2番ゲージ関連商品は、2番ゲージのメーターゲージナローになります。つまり、Gゲージのことですが、これは、2番ゲージの列車を1番ゲージで使用されている45mm幅の線路に走らせるというものです。このように、2番ゲージをはじめとする現在のゲージやスケールの体系が成立しまとめられたのは、ドイツを中心に、1900年前後のことと考えられます。

鉄道模型には、こうしてその歴史や経緯をたどる楽しみもあるわけですが、大きな方向性でいうと、少しづつではあっても小さくなる方向に向かいつつあります。かつては1番や0番が主流であった鉄道模型の世界ですが、現在では、HOゲージやNゲージが中心となています。これは、現代の住居の狭さといった社会背景とともに、鉄道模型を支える技術の進歩ということも、その大きな理由といえるでしょう。