鉄道模型買取屋さん大阪TOPゲージでは木製道床レールの買取を行っています。

選べる3つの買い取り方法

ご依頼の前の確認事項

  • ご依頼前に商品の型番を調べましょう。
  • ご依頼点数が複数あると査定額がUPします。
  • 商品の箱や付属品、清掃をしていただくと高価買取。
  • 身分証明書をご用意ください。
  • 20歳未満の方は取引対象外となっております。

木製道床レールについて

鉄道模型は趣味の王様と言われていますが、その鉄道模型の楽しみ方にも様々な楽しみ方が存在しています。ここで、鉄道模型を楽しむスタイルの王道のひとつは、鉄道模型車両本体を収集しコレクションしていくことですが、鉄道模型といったら実際に線路の上を走らせて楽しむという方法も絶対に外すことはできません。

このように、鉄道模型の構成要素には、鉄道模型車両の本体にどうしても注目が集まりがちですが、それを支える様々な有能な脇役たちがいることも同時に忘れることができないのです。その脇役たちとは、レイアウトを構成する際に必要となる様々なストラクチャー類やアクセサリーなども頭に浮かびますが、やはり、鉄道模型業界の脇役の第一といえば、線路以外にはありません。そんな鉄道模型の重要な構成要素である線路のなかで、この木製道床レールとは、枕木を彫り込んでからある特定の色に塗装された木製の道床部分の上に、例えば真鍮などの金属製のレールをスパイク止めしたものなどをいいます。このような木製道床レールは、現代においてはもはや主流の商品ではなくなっており、廃れつつあるのが現実です。

木製道床レールがこの日本において、席巻していた時代は、昭和30年から40年代にかけてだと思われます。その当時は、ちょうど日本が高度成長期に向かおうかといった、上昇気流に乗っていこうという時期で、逆に言うとまだまだ日本は欧米に比べて経済的に肩を並べるには至っていなかった時代でもあります。このような経済状況も含めた世の中の情勢というものは、趣味の世界である鉄道模型業界にとっても無関係であるとはいえません。

鉄道模型の製造技術は、現在のそれと比べるとまだまだ技術水準が低く、道床の素材に木材を使用するということは、当時は自然な流れだっだのかもしれません。また、その木製の道床の上に金属製のレールをダイレクトに打ち付けるというのも、当時はそれが製造コストとの絡みもあってベストチョイスだったということでしょう。また、鉄道模型を楽しむ側のユーザーサイドにおいての当時の経済事情もあまり豊かであるとは言えませんでしたから、あまり高価なグッズを買うこともできないわけです。そのような総合的な時代背景の中から生み出され、ユーザーにも受け入れられてきたものが、この木製道床レールだったのです。

現代においては、この木製道床レールは、下火になりつつあるのは事実です。その一方で、木製道床レールに古き良き時代の面影を重ね合わせていまだに愛し続けているファンも存在します。このように、木製道床レールの火は消えることはありません。